『第44回衆議院選挙を終えて』2005年10月5日

 みなさま、第44回衆議院選挙では本当にお世話になりました。ありがとうございました。
4ヶ月という短い時間のなかで、選挙区地域への十分な浸透が出来なかったことが最大の敗因です。そして、この浸透不足のために、小泉旋風と自公協力緊密化の前に埋没する結果となりました。応援していただいた方には深くお詫び申し上げます。

いま、挨拶まわりをするなかで、選挙期間中は当事者であったことで見えなかった、いろいろなことを客観的に勉強させていただいております。わかりつつあることは、少なくとも、今回の選挙が歴史の転換になるかもしれないということです。
郵政民営化の是非を国民に直接問いかけた小泉首相の「国会では否決されたが、ぜひ国民の皆様に直接聞いてみたい」という会見は、多くの有権者の心を揺さぶりました。郵政民営化への強い意欲と覚悟を感じた方も多いと思います。また、刺客騒動などの小泉劇場の演出もあり、多くの「改革=民主」に懐疑的だった、「投票に行かなかった有権者」を小泉自民党が糾合することに成功しました。一方の民主党は、支持団体への遠慮から明確なスタンスを示せませんでした。
これまでの「改革=民主」「利権=自民」という構図が崩れ、これまでの相互の支持層を「迷える有権者」に変えてしまった選挙であったと思います。

今後、民主党はどうなるのか。前原新体制で、どういうビジョンを示すことができるか。自民党も改革政党と認知され、自民・民主支持層が流動化しているなかで、本格的な「改革競争」の時代になったとも言えます。当面は、最大の課題である財政再建とエネルギー問題でどのように対峙してゆくのか、だと思います。小生も、ライフワークである財政再建とエネルギー問題では、何らかの発信はし続けてゆきたいと思います。国会議員としての議論に参加できない悔しさは残りますが・・・。
財政再建では、人口減少・少子高齢化時代の税制・年金の一体改革、公務員問題、特別会計に潜む天下り利権・族議員利権・不良債権問題、道州制を含む地方分権問題など終戦以来の国内体制の変革が本格的に問わなければなりません。
エネルギー問題では、油価高騰のなかで、石油枯渇時代を無資源国の日本がどう生き残るのかを討議する良いタイミングです。外交や安全保障問題とも絡め新機軸を提示する必要があるでしょう。
憲法改正についても、特定のイデオロギーに偏らずに、国民のためにより真剣に議論してゆく必要があろうと思います。
これらの議論のなかで、場合によっては、自民・民主の2大政党体制も大きく変るかもしれませんが、いずれにしても、前原民主党は、一部の支援組織だけでなく、全国民を向いたラディカルで新しい提案をし続けなければならないと思います。

最後になりますが、この変革期に、小生自身どう対応してゆくのか。
前回の広島が活動3ヶ月での本番選挙、今回が4ヶ月。2回連続じっくり活動をしていないなかでの敗戦。この忸怩たる思い、借家住まいで家族を抱えるという経済的な問題、日本再生への思い、40代前半を浪人してしまうことの焦燥感、これらのことをトータルに考え、周辺の方とも相談しながら、今後の自身の展開を考えてゆきたいと思います。

皆様、本当に有難うございました。