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鴨下環境相にまで政治とカネの疑惑が出てきた。
次から次へと出てくる政治とカネの疑惑に国民はうんざりしている。
「議員はみんな不正を行っているのではないか」
「真面目にやってる議員なんていないのではないか」
と思いはじめている。
もうここまで来たら、
政府は全国会議員の身体検査を行うべきだ。
そして、不正疑惑があれば、すべて公表し、
説明できなければ厳正に処分する、くらいの覚悟が必要だ。
この度重なる政治とカネの不正疑惑発覚は、
そのくらい政治の信頼をさらに失墜させており、
人口減少がはじまったこれからの時代、政治の重要性が高まっているなか、
日本は民主主義の危機に直面しつつある、と言える。
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これまで発覚した不正疑惑を類型化すると次のとおりになる。
1.収入のごまかし
(1)ヤミ献金 (献金者と結託し、すべてを裏金処理。日歯連事件など)
(2)献金の報告書不記載 (献金者はオモテの献金をしたつもり)
いずれも、実際の収入 > 帳簿上の収入 となり
その差額が裏金になる。
2.支出のごまかし
(1)事務所費の水増し (架空経費を領収書不要の事務所費に計上)
(2)ニセ領収書による経費水増し
(業者から金額欄空欄の領収書をもらい水増しした架空経費を計上したり、
市販の三文判で人件費などの架空経費をデッチ上げたり、
1枚の領収書の使いまわしである多重領収も最近発覚)
いずれも、帳簿上の支出 > 実際の支出 となり
その差額が裏金になっている。
また、今研究中だが、収支報告書が現金残高や借入金残高のチェックをしない
仕様であることを利用した「ごまかし」もあるようだ。
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しかし、なぜ政治家は裏金を必要とするのか、そしてごまかすのだろうか。
答えは簡単である。
選挙にカネがかかるからである。(中には着服もいるだろうが・・。)
選挙にかかる支出でも、
誰か有力者に票を依頼するための「渡し切り費(現金渡し)」と「饗応接待費」が
選挙に当選するために必要な裏金の使途の双璧だ、という。
なぜ、裏金か?というと、それら支出が違法な支出だからである。
これらの支出は公職選挙法の「買収」に当る重罪なのだ。
多くの報道は、
収支報告書の事務所費の問題をあげつらう。
家賃のかからない国会の議員会館などを事務所として届け出ておいて、
多額の経費を計上するのはおかしいと。
しかし、それでは計上された架空の事務所家賃はどこに消えたか
を追求するような報道は少ない。
証拠がないからだろうか。
マスコミ関係者も皆、うすうす気づいているはずだ。
着服か裏金か、どちらかだ。
そして、その裏金は票のとりまとめ依頼の選挙買収資金として
使われている可能性が高いのだ。
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これまでだったら、議員一人に疑惑が出てきても、
その議員を人身御供にして、他の議員や政党に波及することはなかった。
あたかも悪いことをやったのはその議員だけで、
他の議員は知らん振りを決め込んだ。
人身御供になった議員も「運が悪かった」とあきらめた。
佐田行革相の不正が発覚したとき、
政治関係者は、佐田氏を人身御供にすれば大丈夫と思ったに違いない。
その後、役職を辞任または離党・自殺などに追い込まれた議員だけでも、
角田副議長、松岡農相、赤城農相、玉沢議員、遠藤農相、坂本政務官
と次々と来た。
辞任に追い込まれていないケースを加えれば、さらに多い。
どうやら、今回は今までのような「人身御供」作戦は通用しなさそうだ。
マスコミも世論も
政治とカネ不祥事の膿を出し切ることに賛意を示しているように思う。
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これまで、多くの政治家は、
○選挙にカネがかかるから仕方ないんだ。
○みんながやっているから多少の不正はやってもいいんだ。
○発覚するのは運が悪いだけだ。
と本気で思っていた。
だから、本気で反省することもなかった。
損にならない役職辞任(元○○大臣など肩書きが残る)さえすれば、
議員辞職は必要ないと思い込んでいる。
しかし、もう通用しないのだ。
いや、通用しないよう世論がムードを高めてゆかなければならない。
ほとんどのケースは記載漏れなどといううっかりミスなどではない。
選挙買収を目的とした裏金づくりなのだ。
政治資金規正法違反に加えて、買収だから公職選挙法違反(選挙違反)でもある
立派な犯罪だ。
もう日本も目覚めなければいけない。
世界は、人口爆発、食料危機、エネルギー危機、地球温暖化、
国内的には人口減少、少子化高齢化、成長鈍化、年金破綻、財政破綻に格差拡大と、日本の抱える課題は多く、そして解決が難しいものばかりだ。
今こそ、政治が率先して、ビジョンを示し、政策を議論し、
新しい日本のシステムを作らなければならないときだ。
政治家が自らの地位維持(選挙当選)のためにデタラメな不正行為を
繰り返さず、日本の未来のためにもっと働いていてくれたら、
いまの日本を取り巻く情勢に対応する準備はいくらでもできたはずだ。
少子化だって財政破綻だって、もっと前から予見できていたことなのだ。
私たちは、今こそ、
この政治家の自分勝手なデタラメぶりに本気の怒りをぶつけなければ
ならない。有権者も変わらなければならない。
「政治にはカネがかかるから仕方ない」という訳知り顔の人には
「あなたは選挙でカネをもらったのか」と勇気をもって反問してもらいたい。
そして
「仕方ない理由は何か。
あなたは仕方ないというが、その「仕方ない結果としての責任」をとれるのか。」
と問い返していただきたい。
「君は政治がわかっていない。」
と言う人がいたら、
「あなたはわかっているのか。
過去の継続を未来にのばして発想しているだけではないか。
政治がもっとも求められるのは継続ではなく破壊と創造のときだ。
いまはそのときだ。」
と言い返してください。
今回の政治とカネ疑惑に対するムードは、
これまでとは大分違う、ある種の地殻変動を伴っている予感がする。
この予感が実感に変わったとき、本当に日本は生まれ変われるような気がする。
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